大会レポート

2011年11月20日
第10回レディース&シニア全日本空手道選手権大会

名古屋・露橋スポーツセンター

旭 川 支 部・大 成 道 場
木 村 直 人 4級



 9月11日、北海道大会では連覇を出来ず、今回の全日本大会への出場が危ぶまれたなかでの出場許可、考える間もなく「出場します」と即答です。
  
昨年はどこか楽観的で心の中では「何とかなる」と思っていた大会でしたが、今回は即答した瞬間から何とも言えない不安感や怯えを覚える毎日で、練習会や日々の稽古での技やステップなど指導をしてくれている高橋師範や石川先生の指導が、自分の頭では分かっていても行動に移せない自分の不甲斐無さ、日に日にネガティブになって夢にまで他の選手にトロフィーを奪われるのを見る始末。
 
 でも今の自分の置かれている状態の中で名古屋に行かせてくれた妻の為にも、大会まで稽古の度に体を打たせてくれた先輩の為にも、また励まし続けてくれた旭川支部の皆さんの為にも絶対に優勝して戻って来るのだと心に決めました。
 
その日から決してネガティブナ事を考えず良いイメージを思い浮かべ、道場から借りてきたミットを天井から吊るし肩に力を入れないように突きを出し、ステップで回る練習をしました。 
 
この様な事をやりながら大会に出場しましたが、思うように体が動かず終始、対戦相手の突きのペースに惑わされ、教えて頂いた事が何も出来ずスタミナは落ち反撃する間もなく規定時間が過ぎ判定で負けてしまいました、結果は初戦敗退です、全国の大会の壁は大きかったです。
  
閉会式を道着の着ないまま傍観し悔しくてこの次こそは・・・そう思い心に固く誓いました。 
 自宅に戻りある先生の日記を読み自分に甘かった事に気づきます。
 
 
「全国大会に出る選手は君の何十倍も練習している、一週間で数時間程度の稽古量じゃ勝てる訳が無い」 この言葉が心にズシンときました・・・。 今回の大会では自分の望む結果では無かったですが、これから打ち負けない体と返せる技をもって、また機会があれば参加させて頂きたいと思います。 
 
高橋師範・石川先生、この大会に出場させてくださりありがとうございます。 また旭川支部の皆さん、同じ高橋道場の皆さんありがとうございました。
押忍

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